IconPartyについて
- 256色に特化されたペイントソフト兼アイコンエディタ。
開発経緯?
- 1997年1月11日。クラリスワークスでアイコンの原画を描きながら、ふと「アイコンとか小さな絵を描く時によく使う中間色が簡単に使えたらなぁ」と思う。すべてはそこから始まる。
- この日に作った0.02aにはブレンドパレットの機能があった。
- 同20日。0.03b3。PICTの読み書きができるようになる。とりあえず思い付くままに作る。技術は後からついてくる。
- 同23日。0.03b4。必須AppleEventに対応。必須。
- 同29日。0.03b6。GIF保存(LZW)をサポート。が、後にライセンスの問題を知り、封印。
- 1997年2月8日。0.04b1。アイコンの編集が一応可能になった。が、この時の機能は苦労した割にかなりいい加減なもので、後に最初からつくりなおされることになる。
- 1998年3月14日。0.10b1。バージョンが0.1の大台に乗る。タブレットの筆圧に対応。
- しばらく開発が滞っていたが、ここから若干加速する。が、すぐ止まる(汗)。
- 同12月10日。0.20b1。ある程度大きな絵が扱えるようになった。スクロールバーをサポート。
- 大きな絵が扱えるようになったことで、ペイントソフトとしての使い勝手が向上。アイコンエディタは別に作ることにしようかと悩む。
- 1999年1月5日。0.20b9。マニュアルがHTMLになった。このマニュアルの前身。
- 同7日。0.30b1。GIFの保存をmiGIFというアルゴリズムを使う方法に変更。一応ライセンス問題を回避。
- 同14日。0.70b1。アイコンメニューが復活。アイコンサポートを正式に開始。
- 開発からすでに2年が経過。ようやくアイコンが扱えるようになる。
- 同22日。0.70b4。カラーパレットのApple Icon Colorsに属する色に色をつける機能を追加。アイコンエディタらしくなってきた。
- 同23日。0.80b1。アイコン対応記念(?)でアイコンを変更。
- ここまでの経過を見てみると、冬の話ばかりだ。冬は開発が進むのか。
- 同2月10日。0.86b1。アイコンファミリウィンドウからペイントウィンドウが開く機能を追加。なぜ最初からそうしなかったのか、今から考えるとなぞだ。
- 同13日。0.90b1。描画点ツールを試験的に追加。いろいろ考えて作ったのだが、いまいち使いにくいような気がする。
- 同27日。0.90b4。Windowsアイコンの書き出し、読み込み機能を追加。いよいよアイコンエディタ(というよりアイコン関係のユーティリティか?)らしくなってきた。
- 同8月23日。0.95b1。レイヤー(背景)処理を追加。この機能はかなり苦労して、結構報われた。
- 同10月19日。1.00b1。描画点パレットを追加。ついに念願の1.0に近付いた。が、ここからが長い。
- 同11月13日。1.00b4。PNGの保存、読み込みをサポート。GIFと決別する準備は整ったが、なんかもったいない(笑)ような気もする。
- b4とかいうバージョンでいきなり機能が追加されてしまうあたりに「1.0」の重みを感じる。
- 同12月14日。1.00b10。初めて「b」の後ろが2桁に。ここにも「1.0」の……(以下略)。
- 2000年3月27日。1.00。もう、なにも言うまい。
- 2000年6月4日。1.10b1。アイコンリストウィンドウで追加するアイコンの種類が選択できるようになる。ここからしばらく、アイコン周りのバグの修正や、細かい機能の追加などが続く。
- 2000年12月15日。1.10b6。Carbon 版を公開。
- 2001年1月28日。1.20b1。32 ビットアイコン、8 ビットマスクのサポートを開始。IconParty では 256 色までしか扱えず、外部エディタに委託する機能を追加。
- 2001年4月17日。1.20b5。Mac OS X 用のアイコンファイルである、「〜.icns」のサポートを追加。
- 2001年7月14日。1.20b9。Thumbnail (128*128 のアイコン) に対応。暫定的に 32 ビットの画像編集機能を追加。
- 2002年7月6日。1.20b13。Carbon Mach-O 版を公開。
- 2005年3月5日。1.20。ほぼ 5 年ぶりの正式版。
- 2013年12月15日。1.30b1。Intel CPU 対応版(Mac OS X 10.6 以降対応)の初公開。8年振りの新バージョン。まだまだバグ多し。
IconParty マニュアル